はぁもにっき

2019年 年始めにおもうこと 「対話を大事に」

みなさん、こんにちは。

施設長の山下真由美です。

あけましておめでとうございさいます。

本年もよろしくお願いいたします。

今日から通常保育となり、子どもたちが登園してきました。

まだお正月休みのご家庭もあり、いつもの半分くらいの人数でした。

朝、子どもたちに久しぶりに逢うと、口々に挨拶をしてくれます。

「真由美先生、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします」

と年長さんなどは特に、立派に挨拶をしてくれました。

その表情は、少し大人びて、もうすぐ小学生なんだなと

思わせるくらい成長していて、一週間くらいしか経ってないのに

はっとさせられました。

こんなこともきかれましたよ(笑)

「ねぇ、真由美先生はお年玉いくらもらった?」

「真由美先生は、残念ながら大人だから

あげるばっかりで、誰からももらえなかったなぁ・・・」

「大人になるともらえなくなるの?

ぼくね、ぼくね、おじいちゃんから3000円もらったよ!」

「すごい!!その3000円どうするの?」

「お母さんはね、貯金しなさいっていうんだ」

「そっかぁ、お母さんは貯金しなさいっていったんだね、

でも、〇〇君はなにか買いたいものあるの?」

「ふふっ、それは内緒!!買ったら教えてあげるね」

「えーーー!!内緒なの?何買いたいか

すごーく気になるから必ず教えてね」

内緒なんかーい!!って思いましたが

ついこの前まで、泣いてばかりだったのに

こんな風に、会話を楽しむようなやりとり

ができるようになったんだなと成長を感じます。

同時に、そんな朝のささいな会話さえ、この年長さんとは

あと3ヶ月なのだなと思うといとおしく思えるのでした。

さて、2019年が始まり、今年は「対話」ということをテーマに

子どもたちの保育も職員同士のコミュニケーションも

大切にしていきたいなと思っています。

昨年の4月に保育所保育指針が変わって

本格的にその指針にそって保育をしてまいりましたが

「子どもの主体性を大事にする」という保育の実現には

やはり「対話」が大事な根底になくてはならないと思うからです。

私たちは、とかく自分のものさしで人を判断しがちですし

頭で(一人で)考えすぎて、結論を出してしまうことも多く

その多くの思い込みや信じ込みによって

相手とのコミュニケーションレスをまねいています。

それは、親子関係でも夫婦関係でも、その関係が

近ければ近いほどおこる可能性が高いことがあります。

組織の中でいえば、報告・連絡・相談ですけれど、

自分の中で「こうだと思っていました・・・」と思い行動したことで

「あれ?なんかこんなはずじゃなかったのに・・・」ということは

日常茶飯事的にどこの組織でも頻発しています。

ちょっと保育の話に戻すと、保育者は子どもたちの「つぶやき」

を大事にして、その後の子どもたちの考えや行動を予想し

環境構成や保育の展開、子ども一人ひとりへの援助の仕方を

考えて保育の計画立案をします。

でも、それはあくまで、その一人の保育者の価値観のものさしや

今までの経験からくる予測です。

それでは、保育の方向性も子どものみたても限られたものになるし

もっというと、良かれと思ってたてた保育計画も子ども自体の

本当の望みとは違ったもの、ずれたものになる可能性になるかもしれません。

保育計画をたてる上でも、一人ではなく、クラスの先生たちどうしの仲間と

そして、子どもに対しても誘導的でなく、子どもたち同士の対話にも

沢山時間をかけ、そのプロセスも大事に、そしてワクワクと

楽しめるような保育をしていってもらいたいなと思っています。

その為には、まずは、「自分はここにいていいんだ」と

子ども自身も、先生たち一人一人も感じられること。

「何を発言してもOKなんだという」場づくりが大事なのだと思います。

「こんなこと言ったら嫌われるかな」とか

「こんなこと言ったら叱られれかな」と思っていては

とても本心からの対話にはなりませんよね?

(あっ、でもなんでも言っていいというのは、

あくまで、相手が受け取れるような伝え方ってのが大前提です)

そんな場作りを、施設長である私が率先して

創っていきたいなと心から感じています。

さぁ、2019年も、はぁもにぃ保育園は

真に自分の個性を発揮できる場であり、

一人一人が自分にOKだして

ハッピーオーラにあふれる保育園

にしていくぞーーー!!!

最後までお読み頂きありがとうございました^_^