はぁもにっき

三寒四温と子どもの成長

みなさん、こんにちは

園長の山下真由美です。

2月になると、なんだかあっという間に

春を感じるくらい暖かい日があったりしますね。

 

2月の節分は今年124年ぶりに

2月2日に行われます。

私の中で、節分は2月3日とインプット

されていましたので、最初はとても驚きました。

節分は「豆をまく」行事を指すだけではなく

旧暦では「新年」の事です。

124年間、立春は2月4日だったのですが

今年は2月3日が立春になるのです。

その季節を分ける日(節を分ける日)として

節分があるのですね。

そして節入りから「春の気」

が訪れ、この時期のことを

「三寒四温」といいます。

3日寒い日が続くと4日暖かい日があり、

また寒い日が3日続いて、

「あぁ、まだまだ寒くて冬だな」

と感じたと思ったら、

「あれ?なんだか今日はあったかいね」

と感じる日があったりと行きつ戻りつしながら、

いつのまにか本当に温かく春

になっていくわけですが、

これが子どもの成長に本当に

よく似ているといつも感じます。

 

トイレトレーニングをしていても

3回続いて失敗して

「やっぱり始めたのが早かったのかなぁ」

などと思っていると、

4回目は成功したりして、

そのまま順調に成功したかと思ったら、

また失敗してしまったり。

 

夜もおねしょがなくなってきたかなと思って、

パンツにしたとたん、おねしょをしたり・・・。

それが、おねしょシートを洗ってる日

だったりすると朝から溜息をついたり

ということが私もありました。

 

この冬から春になる今の時期のように、

子どもの成長も行きつ戻りつしながら、

母としては失敗と成功に

一喜一憂したりしていながら、

渦中にいる時は日々の忙しさに追われて、

いつまでこの忙しさ、

あわただしさが続くのかと思ってしまいます。

しかしながら、少し前を振り返ってみると、

あっという間に立ち上がって、

離乳して、一人で着替えられるようになって、

できることが一つずつ増えていき、

成長を感じるものですよね。

 

そのゆっくりした、行きつ戻りつの子どもたちの成長

とぜんぜん逆の話をするようですが、

我が子がYouTubeでどんどん新しい番組

をみつけては、のめりこんでいたり、

新しい曲を覚えたり、

switchのゲームも感覚で覚えていったり

することもありますよね。

 

この、教えてもいないのに勝手にどんどんと

学んでいってしまうことと、

行きつ戻りつの、はてしない成長のプロセス

とのギャップに私たち母親の脳が混乱する時

もあるのですが、

どちらも子どもたちが人間として

「自立」する上でなくてはならない

プロセスなのだと思っています。

 

時に、腹のたつことや、

付き合いきれないぞと思うことも

多々ある日々ですが、

ひとつひとつの子育てにまつわる出来事

にあまり深刻にならず、

できる時にできる事をやりながら、

この瞬間の子育てを楽しんでいきたいですね。

 

今月もどうぞよろしくお願い申し上げます。