みなさん、こんにちは
園長の山下真由美です。
今日から11月ですね。寒い日が続き、公園の木々も、きれいに紅葉して参りました。
11月1日からいよいよ来年度4月から入園申し込みが始まり、それにともなって、毎日入園希望の見学される方が沢山いらっしゃいます。
今のひかり組さんより小さな月齢のお友だちを、弟や妹のように「かわいいね」と眺める子たちを見ていと、とても幸せな気持ちになります。
親子ふれあい会を経て、心身共に成長した子どもたちは、今、様々なものに興味関心をしめしています。
ご家庭には、毎日の連絡帳やポートフォリオを通じてお知らせしていますが、はぁもにぃでは、子どもたちの興味や関心もあるものだからこそ、その「もっと知りたい」「もっと学びたい」という種を大事に育てて、保育につなげていこうと思っております。
今までは、一斉的に「はい、それでは絵を描きましょう」とか「みんなで今から運動の時間ですよ」
と全員で活動していることが多かったのですが、昨年、全国的に保育所保育指針が改定になり、
「子どもの個々の主体的な行動を重視し、「非認知能力」を育てていく」ということが明記されるようになりました。
「非認知能力」とは、一人一人の子どもがもっている能力の中で数値化できない、優しさや思いやり、コミュニケーション能力、頑張る力、勇気、創造力といったものをいいます。
今まで、教育といえば早期教育というかたちで、英語や運動、音楽、知育的なもの、そろばんや3歳から漢字を学ぶというプログラムなど、数限りなくありますが、それはあくまで偏差値重視の教育のあり方から逆算したものなのです。
早期教育が悪いということではありません。
しかし、これからの時代、子どもたちが大人になるころは、今の職業の60%がAIに変わり、
なくなってしまうことを考えると、これからは様々なことに興味関心を持ち、とことんやりぬく力やまわりとのコミュニケーション能力、感受性の豊かさ、などが、子どもたち自身の道を子どもたち自身が切り開いていける力になるのではないかと考えています。
その学びを遊びの中でとことんできるのは、保育園の6年間が一番重要だと考えています。
各クラスで今、様々なプロジェクトが展開しています。
ある幼児クラスの子どもたちの中では、お祭りがはやり、廃材でつくったお祭りから、本当のお祭りがやりたい!
という子もいれば、
浮間公園に生えていたキノコに興味を持ち、
そこからキノコプロジェクトが発動して、キノコを育てている子もいます。
先日は、その栽培したキノコをどうやって調理するかを話し合い、
マルエツにバターとしょうゆを買いにいき、炒めていました。
こうして、一人の夢、やりたいことがクラス全体の夢、やりたいことにつながることもあります。この継続した遊びをいかに、学びとつなげ、楽しみながら成長につなげていくかを、保育者は日々、試行錯誤しています。
深まる秋と共に、子どもたちと共に様々なことにチャレンジして参りたいと思います。