皆さん、こんにちは。
園長の山下真由美です。
だんだんと春の日差しを感じる日が増えてまいりました。
しかしながら、全国的に毎日のように新型コロナウィルスの感染ニュースが報道され、皆さまもご不安、ご心配があるかと思います。
先の政府からの休校要請では、安倍総理の言葉にあった
「何よりも子どもたちの健康、安全を第一に考え、多くの子どもたちや教員が日常的に長時間集まることによる大規模な感染リスクにあらかじめ備える」
という言葉に、私自身、「保育園には0歳児からの乳幼児がいるし、学校より長時間だし、おまけに集団だし、この政府が守りたい子どもたちには該当しないの!!」
と憤っておりました。
しかしながら、そうやって憤っていても、子どもたちの安全は図れないし、何も良い方向へは行かないので、考えを切り替えることにしました。
もちろん子どもたちの安全が一番であることは間違いないのですが、保護者の方の就労を考えると、やっぱりここで立ち上がらなくてはいけない!
日本の経済を下支えしているのは、私たち保育者なのだ!!と気持ちを新たにしました。
働くお父さん、お母さんたちの為に、安心して預けられて、かつ質の高い保育をしたいと思って創業した頃のことを思い出しながら、今、この緊急事態をのりきる為にも、私たちができる事の最善を職員たちと共に行動して参ります。
具体的対応策の一部としては、厚生労働省や東京都、板橋区の方針をもとに、行事の行い方や食事提供の仕方などを変更致しました。
園内でも、手すりなどの頻繁に手のふれる部分やおもちゃは念入りに消毒をしております。
各クラスで検討していた園外保育に関しても、公共交通機関を使っての移動はなしにしました。
うみ組さんのお別れ遠足は、皆で話し合って上野動物園に行く予定でしたが、土手に場所を変更し、公共交通機関を使わずに、かつ広いところに行くかたちで、変更致しました。(雨天の場合はアトリエでお楽しみ会です。)
そして、お昼は、お母さんのお弁当を食べます。
うみ組さんにとっては最後の保育園生活の一か月ですので、かたちを変えても、記憶に残る思い出を沢山作って参りたいと考えております。
卒園式も今回は特別な卒園式になりそうです。
うみ組さんと保護者の方だけの卒園式ですが、取り止めにだけはしたくなかったので、職員一同心を込めてうみ組さんを送り出したいと思います。
タクシー業界やスポーツジム関連のレジャー施設、ホテルなどのサービス業は特に風評被害も大きいです。
皆さまのお仕事の中でも、逆にお忙しくなられている方もいらっしゃると思いますが、このあおりを受けて、お仕事に影響がないかどうか、心配です。
皆さまもくれぐれもお身体ご自愛ください。子どもたちも含め、保護者の方も、職員も皆が元気に今年度を終えれるよう、祈るばかりです。
少し早いですが、今年度一年も本当にお世話になりました。ありがとうございました。
園長 山下 真由美